有給休暇に関する設定や休暇の付与・消化方法について説明します。
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※一部、動画内の表記がご利用中の画面とは異なる場合があります。ご了承ください。
1. 休暇の新規追加・編集
1-1. 基本設定
初めに有給休暇や、その他の休暇の利用設定を行います。
操作手順
設定(歯車マーク)>会社情報>「休日等の種別設定」をクリックします。
「新規追加」または、「編集」ボタンをクリックします。
ご注意事項
- 一度作成した休日を削除することはできません。「利用設定」をOFFにし勤怠画面で非表示にすることは可能です。
- 休日出勤・振休・代休・時間休はこの画面で作成する必要はございません。以下の設定を行うことで利用が可能です。
- 時間休の設定は本ページの「1-3. 時間休に関する設定」を行ってください。
編集は就業形態管理からも行えます。
※休日等の種別設定画面・就業形態画面のどちらで編集を行った場合も設定は同期されます。
例:休日等の種別設定画面で有休の付与日数を1日に設定した場合、就業形態管理画面でも有給の付与日数は1日になります。
操作手順
設定(歯車マーク)<会社情報<「就業形態管理」をクリックします。
編集したい就業形態の、休日等の種別欄の「設定」をクリックします。
設定項目を入力・選択し、画面下部「確認」ボタンをクリックします。
次の画面で「送信」ボタンをクリックすると設定は完了です。
各項目の説明
項目 | 説明 | 備考 | |
1 | 休日等の種別名 | 「有給」「夏季休暇」など、任意の休日等の種別名を入力します。 | |
2 | 利用設定 | 就業形態ごとに休日の利用の有無を設定します。 | 就業形態管理で設定する場合は、休日ごとに設定を行います。 |
3 | 有給取得日数 | 休日を取得する際、有給を消化する場合に設定します。 0.001~1日の範囲で指定が可能です。 |
設定例: 有給:1.000日 午前半休:0.500日 特別休暇:0.000日(有給を消化しない場合) |
4 | 補填する労働時間 | 休日を取得した際に、労働時間として加算したい場合は時間を入力します。 | 設定例: 8時間労働したことにする場合は480分間と入力。 |
5 | 欠勤にしない | 休日を取得した際に、平日に出退勤の記録がない場合も「欠勤」としてカウントしたくない場合は、ONに設定します。 | 会社カレンダーで「欠勤の判定」をONに設定している場合のみ有効。 |
6 | ワークフロー利用 | 休日を取得する際に、ワークフローを利用し申請・承認を行いたい場合はONに設定します。 OFFに設定した場合は申請機能は利用できません。 従業員の判断で休日を取得できるようになります。 |
ONに設定した場合、キンコン web APIでの付与が行えなくなります。 |
1-2. 「有給取得日数」もしくは「補填する労働時間」を変更する場合
- 「有給取得日数」もしくは「補填する労働時間」を変更した場合、「勤務データを再計算する」画面が表示されます。
- 既に登録済みの勤怠データを再計算する場合は、チェックボックスにチェックを付け「送信」をクリックしてください。
※ 当月分の勤怠データのみが更新対象です。当月分を既に申請済みの場合は更新されません。
1-3. 時間休に関する設定
キンコンでは1時間単位の時間休を利用できます。
時間休に関する設定を行うことで、1日分の有給休暇が1日の所定労働時間数(小数点以下切り上げ)に振り替えられ、時間単位で扱うことが可能となります。
ご注意事項
- 時間休は法定の「1年に5日分までの上限」には対応しておりません。
- 時間休は有給休暇取得義務(5日)には数えられません。
- 1日の所定労働時間が変更された場合、時間単位で保有している部分については、所定労働時間の変動に比例して時間数が変更されます。
- 該当する有給の残日数が1日未満の場合、時間休のための振り替えは行われません。
他に有効期限内の有給が1日以上ある場合は、そちらが振り替えられます。
例:
所定労働時間が8時間から4時間に変更され、有休が3日と3時間残っている場合。
有休の残りは3日と3/8日と考え、以下の通りとなります。
【変更前】3日と3時間
【変更後】3日と2時間
(4時間×3/8=1.5時間となりますが、1時間未満の端数は切り上げ、2時間となります。)
操作手順
- 設定(歯車マーク)>会社情報>「就業形態管理」をクリックします。
- 該当する就業形態の、休日等の種別の「設定」をクリックし、以下の画面を開きます。
1. 利用設定を「ON」にします。
※就業形態設定の「1日の所定労働時間」が未設定の場合は ON にすることができません。
※労使協定を締結することで、年に5日を限度として時間単位で有給休暇を取り扱うことが可能です。
2. 使用可能な時間休の種類を、該当就業形態の「1日の所定労働時間」未満で選択します。
3.「ワークフロー利用設定」をONにすると、申請者が時間休を取得する際にワークフローの利用が必須となります。
4.「時間休を労働時間に補填する」をONにすると、取得した時間休の時間数が労働時間に加算されます。
2. 有給休暇の付与・残日数管理
有給休暇を手動で付与する方法を説明します。
有給を自動で付与したい場合は、【管理者】有給休暇自動付与の設定方法をご覧ください。
本設定は有給休暇・時間休の場合のみ必要です。
有給休暇以外の休暇の付与や、残日数管理は行えません。(申請・承認は可能)
有給休暇は「有効期限ごと」に設定を行います。
設定例:
有効期限が「2020/1/1~2022/12/31」の有休休暇が付与されている従業員に
新たに有効期限が「2021/1/1~2023/12/31」の有給休暇を付与する場合。
既に付与されている「2020/1/1~2022/12/31」の有給休暇は編集せず、新たに「新規追加」し有給休暇を付与します。
2-1. ユーザーごとに個別に登録する方法
ユーザーごとに手入力で有給休暇を付与する場合は、「従業員一覧」から有給休暇の付与や登録した情報の編集が行えます。
操作手順
設定(歯車マーク)>従業員>「従業員一覧」をクリックします。
該当従業員の有休休暇の「一覧」ボタンをクリックします。
「新規追加」または、「編集」ボタンをクリックします。
※ 有給休暇は、有効期限ごとに追加または編集することができます。
設定項目を入力・選択し、画面下部「確認」ボタンをクリックします。
次の画面で「登録」ボタンをクリックすると設定は完了です。
1. 有給休暇の有効期限を設定します。
設定した範囲外の日程では有給休暇を取得することができません。
2. 付与日数を設定します。
3. あらかじめ付与日数から、所定の日数を差し引きたい場合に入力します。
勤怠で登録されない有給休暇が既にあり、付与日数からあらかじめ差し引いておきたい場合等
2-2. CSVファイルで一括登録する方法
CSVファイルをアップロードし、一括で複数の従業員に有給休暇を付与することが可能です。
※一括登録では有給休暇の新規登録が行えます。情報の更新は行えませんのでご注意ください。
操作手順
設定(歯車マーク)>有給休暇管理>「CSV一括登録」をクリックします。
「ファイルを選択」ボタンからCSVファイルを選択し、「アップロード」ボタンをクリックします。※CSVファイルのフォーマット、及びサンプルファイルについては、こちらのページをご確認ください。
登録データプレビューの内容を確認し、問題がなければ「登録」ボタンをクリックします。
登録した有給休暇は、従業員一覧の有給休暇「一覧」ボタンから確認が可能です。
3. 有給休暇残日数が不足している場合の設定(有給休暇のみの設定)
「就業形態管理」画面では、有給休暇の残日数が不足している場合の休暇の取得可否を設定することが可能です。
こちらは、管理者のみ設定が可能です。
操作手順
設定(歯車マーク)>会社情報>「就業形態管理」をクリックします。
該当就業形態の「編集」ボタンをクリックし、「有給休暇に関する設定」から設定を行います。
有給休暇残が足りない場合は登録不可を
「ON」に設定した場合、有給休暇の残日数が不足している場合は、有給が取得できません。
「OFF」に設定した場合、残日数が不足している場合も、有給の取得が可能となります。
※残日数はマイナスでカウントされます。
4. 休暇の取得
休日等の種別設定で「ワークフローの利用設定」をONにしている場合は、ワークフロー機能で申請を行い、承認を得ることで休暇を取得することが可能です。
「ワークフローの利用設定」をOFFに設定している場合は、申請承認機能は利用できません。ユーザーがご自身の判断で休暇を取得できる状態となります。
申請機能に関する設定は、こちらをご覧ください。